こんにちは~
今、猫と昼寝がしたい 西島です
今日は、無垢のフローリングのお手入れとして
ワックスのご紹介と実験結果のご紹介をさせていただきます。
展示場にご来場の方にも
無垢材ってどんなワックスを使えばいいの? とよく聞かれます
通常のワックスと言われるものは、表面をコーティングして汚れをつきにくく
かつ、光沢を出すようなイメージがありますが、
当社の無垢材は、木が呼吸するようにあえて、表面塗装はしていませんので
ぶっちゃけ
必要はありません
でも、使い込まれて いい感じに やけた木の色って
素敵ですよね
そんな色を早く出したい! という方には
米ぬか油や オリーブオイルなどを うすーくケチケチ塗ってくださいね~ とご案内しますが、
水は弾かないの? と聞かれる方が多いです
実は水は馴染む程度の方が、夏場はさらっとして気持ちがいいのです
汚れも水や石鹸を付けて落とすことができるので心配しなくて大丈夫なんです
でも、実際に何を塗ったら良いのか悩みますよね?
そこで無添加素材のワックスで比較実験しました
左から
〇無塗装
〇市販の蜜蝋ワックス(これには少し溶剤として化学薬品が入っています)
※素材は基本蜜蝋ですが、市販品なので名前は伏せています
〇無添加オリジナルワックス
〇きぬか 米ぬかの油で出来ています
無添加オリジナルワックスはお引渡BOXにも入っているやつですが
これにはハゼ蝋なんかが入っています
ちょっと前にTVの鉄腕ダッシュで作っていたやつですね
ではここから薄ーく
伸ばして塗り込みます
塗終わりました
左から
蜜蝋ワックスは
木目が曲がった箇所だったので木目がはっきりしましたね
色も少し深みがあります
無添加ワックスは色があまり変わりがないようですが、触った感じしっとりとしています
きぬかは色に少し深みが出ました
ここで、霧吹きで水をかけてみます
右上 〇無塗装 木と馴染んでじわーっと染みています
中左 〇蜜蝋ワックス しっかり水を弾きました
中右 〇無添加ワックス 薄ーく水を弾いている部分もありますが 軽く染みている程度
下 〇きぬか 水を弾いてはいませんが、無塗装ほど染みてはいません
結果
きぬかと無添加ワックスは 水もなじみやすく 一般部のフローリングには良い相性と思います
蜜蝋ワックスはしっかり水を弾くので 水回りの近くなどに使用するとお手入れが楽になりますね
あとがき~
市販の無垢材は木の素地に見えて、実は水を弾く“ウレタン塗装”なんてものが塗ってあったりします。
こうなると、木は呼吸できなくなってしまうので、素足で歩いた時の気持ちい~感じが半減してしまいます
また、塗装で使っているウレタンは燃えると青酸系のガスになるので
実はとっても危険な素材になります
出来る事なら安心安全な素材を選びたいものですね